>>329
腑には落ちぬが、まあ由としよう。
有象無象の話で、目の前の馳走を冷ましてしまってはことだ。
(左腕に艶肌を晒しショーツ一枚のみ身に着けた悪刀娘を抱え、愉快そうに笑う鬼)
(その豊かな乳房や、なまめかしい曲線の腰とうなじを見下ろして笑む様は、戦っている最中の様子からは想像しにくい一面かもしれない)
(腰から回して抱き寄せて、そのまま左の乳房を大きな掌が掴む)
(少し痛いくらいの力で揉むその指は、戦いの最中の冷気とは裏腹にとても熱い)
ふん、戦利品がおねだりとは良い身分よ。
途中で泣いて許しを乞うても止めんぞ、泣くのは許してやるがな……
(右手に持った大きな徳利を口につけ、ぐいっと一口豪快に)
(喉を鳴らして酒を流し込んでいったかと思いきや、頬を少し膨らませて、悪刀娘の方を向いた)
(――次の瞬間、鬼の顔が悪刀娘の顔に一気に近づき、その唇を無理やりに奪い)
(舌で口を無理やりにこじ開けて、先ほど飲んでいた酒を、悪刀娘に無理やり飲ませ始めた)
んん…………ぶはぁっ!
どうだ悪刀娘、そこいらの妖が涎を垂らして欲しがる鬼の酒よ。
なに、すぐに【効く】。しばし待て。