>>427
(深々と下げた頭を上げると頬を撫でる蜘子の姿があって)
「その点ならご心配無く、私は律子が変身した姿だ、記憶や人格、
感覚は共用している」
「だから、昨日の出来事も覚えている、以外と蜘蛛の身体や蟲の味も悪くは
無い物だな」
(蜘子へ自分と律子の関係を説明すると、羽織りの胸元から保魂宝を取り出し、
昨日と同じく床へ置いて)
「流石に、これを身に付けていると妖化は出来ないからな」
(そう言うと外へ出ると、昨日の様に巨大な蜘蛛妖怪へと変化して)
「さて、何処から直せば良いのかな?」
(蜘蛛の姿は変わらないが、口調や態度は別人へと変わっていて)

【今回も宜しくお願いします】