>>429
「ははっ、悪い冗談を。これが無ければ私は存在出来なくなる、それだけは勘弁だ」
(蜘子の冗談に合わせ、豪快に笑いながら返す額に、手が添えられ打ち込まれた
魔の力の刻印を見て触り確認して)
「なるほど、確かにこの姿では私か律子と分からないからな、妙案だ」
(蜘子の案に納得すると、指示通りに樹上に登り、屋根を拭き直して行く)
「それはありがたい、終る頃には腹が減っているだろうし」
(そう言葉を返しながらも、作業は続けて)