>>480
(住宅街と繁華街を繋ぐこの場所は、周囲に住宅や店舗も無く、街路灯がまばらに
灯っているだけで)
(その道を家路に急ぐ少女を暗闇から三つの頭と八つの眼が見つめていた)
「えぇ、大丈夫です、蜘さん」
(問い掛けに答えると、一旦深呼吸し加奈へと声をかける)
「ねぇ、加奈…私、律子よ…」
(普段よりか細く弱々しい助けを求める様な口調で、加奈を誘い出そうとする)


【今晩は、今回も宜しくお願いします】