お兄さんはお姉さんが好きなの? ふうん……。
(お兄さんの手つきを見てキョトンとして居る)
うー… 僕はニンゲンが好き。
猫も好きだけど、ニンゲンのことを好きじゃないと ニンゲンのまま居られないんだぁ。
ニンゲンになりたいって憧れてるから この姿なんだって教わったの。
(ニコッとする)
うんと 僕は……
(うーんとうなりながら 黒い髪の毛の両側をゴシゴシ擦る)
(黒いフサフサのお耳がピョコンと飛び出た)
(お尻からは長い尻尾が伸びて お兄さんの手首に巻きつける)
お兄さん 犬怖いの?
僕が居るから大丈夫だよ。
(お兄さんの顎にスリスリすると 耳の先がフニッと折れる)
お兄さんはケーキ作れる?
僕、あまぁいの好き。
(期待した目でお兄さんを見たけど お兄さんが電話を触っているのを見て触りたそうにする)
……うぎゅ!
(携帯を見て居たら お兄さんがお辞儀をして来て潰れそうになる)
(尻尾が逆立ってピーンと立った)
お兄さん カレーウドンしたの? 一口ちょうだい?
(尻尾でお兄さんの首をくすぐりながら見上げる)
【落ちます……】