(漆黒のコートを身に纏った長身の男が、いつの間にか美輝の枕元に立っている)
(手で前髪を優しく梳いてから、コタツ布団が肩まで包むように調整し)
………コタツで寝るのはよくないが、起こすのも無粋か。
美輝、元気そうで安心したぞ。

(小さく呟くと頬を愛しげに撫でて立ち去った)