話を信じるのなら、だけれど、人間の男と最後までするようなのは初めてなのだろ?
(柔毛の中から目立つようになってしまった葛ノ葉の乳首を、立てた指であからさまに穿る)
際よくらいは、望むような交わりであるほうがいいんじゃないのかな?
(毛皮を持つ者との行為は嫌いではないようで、麦色の背に頬を埋めながらも、手は止めない)
(後ろから抱きしめる手はすっと白い腹に伸び、臍回りのスレンダーな毛並みをゆっくりと撫でる)