>>472
じい、へー、これは自慰って読むんだ。
そんなことない、楓だってやり方を教えて貰えればできるもん!
(何をするかも知らず、できると言い張る楓だけど、頭を撫でられるとふにゃふにゃとなってしまい)
う〜、分かったわ、お兄さまがそう言うならそうする。
でも楓は一分くらい回ったって酔ったり目を回したりなんてしないもの。
お兄さま、見ててね!
(そう言って立ち上がると、部屋の中央でくるくると回り始める)

い〜ち、にぃ〜い、さ〜ん……じゅうご、じゅうろく……さんじゅ〜は、はち、さん、じゅう、きゅぅ……
(お兄さまにいいとこを見せようと張り切って回り始めたものの、半分も過ぎないうちにおかしくなってしまう)
(気分が悪いのではなく、逆に良いくらいで、でもぽわぁぁっとして、体が熱くなってきて)
(何だか夢見心地な気分で、これこそが楓に仕組まれたスイッチがオンになった現れだった)
……よ、よん……あれ?
(右足を左足に引っかけ、楓は体勢を崩して畳に倒れ込みそうになる)