（一週間後）
あぁあ゛あぁ゛あっ！！
こんなの書けるかぁあっ！！
（もらったレポート用紙のコピーをぐしゃぐしゃにしてしまう）
（恥ずかしい思いをしたことを、文章に直して提出するなどその時以上に恥ずかしくて拷問だった）
（しかし、ちゃんと書かなければより効果の高い……すなわちより恥ずかしいことをさせられそうだし）
（何よりこれは自分の命に関わることなのだ）
う〜、う〜〜〜！！
（恥ずかしさと、不条理さに呻きながら再びレポートを書き始めた……）
「提出レポート」
言われたとおりボクサーパンツを穿いて生活を始めました。
普通のパンツの上から穿いてはいるけど、女なのに男の人の下着を穿いてるっていうのがまず恥ずかしいです。
家族には一応こういう経緯でボクサーパンツはいてるんだ、と話してあります。
弟は自分も恥ずかしそうにしていて、申し訳なく思いました。
お母さんは私が可哀想だと泣きそうになっていました
お父さんはつい笑ってしまい、お母さんに凄く怒られていましたが
・・・私としてはお父さんのリアクションが一番助かりました。
学校ではバレやしないか常に心配です。これまでは発作を抑えるたびに登下校と学校にいる間に一日3回ぐらいはわざとパンツ見せてたんだけど
今はそれは出来ません。恥ずかしいとかそれ以前に、頭おかしいと思われちゃうから。
それまでは気軽にパンツを見せていた私が急にガードがキツくなったので、少し周囲から不信がられている気がします。
それがまた恥ずかしい・・・というか不安です。
学校ではなんとかバレずにやってこれたんだけど
下校中に、小学生の男の子たちにつかまっちゃって
（恥ずかしくて書けなかったのか何度も消しゴムで消したような跡がある）
男の人の下着を穿いてるのがバレちゃって、まるで何もはいてない所を見られたみたいに恥ずかしかったです。
「終わり」