>>139
――決闘の末
「そ、そんなわたくしが……」
木により掛かって座り込んでしまったセレナは、茫然とした表情で呟く。
優秀な魔術師であるセレナだったが、教科書通りゆえに読みやすかったり、お嬢様ゆえの性格の問題でロフィールに及ばなかったのだ。

「わたくしの負け、ですわ」
ツウ、と涙が美しい頬を伝わった。
「わたくし、あなたに本当に騙されていたんですね。愚かなわたくしの姿、楽しかったですか?……ううっ」
(両手で顔を覆ってしまう)

「……この学園に害をなすという行動、どうしてもするのですか? 止めて頂くわけには、いきませんか?」
(ロフィールに懇願する)