「ありがとうございます。ロフィールさんの部屋は知っていますから、準備が出来たらうかがいますわ」
微笑んで、男に頭を下げるセレナだった。
――しばらくの後、ロフィールの部屋。
コンコン、というノックの音。
ロフィールの許可の声に入ってくるセレナ。
「お待たせしました……この姿、わたくしには似合いませんか?」
ロフィールの目の前には、メイド服に身を包み、シャワーを浴びてきたらしいセレナの姿があった。
今の姿をまじまじと見られて、恥ずかしそうに尋ねてみる。
「……わたくし、今日からあなたのモノになったのですから」
メイド服のことを聞かれて、そう答えた。