俺は君にひどいことをしてしまった……わかるんだ、君が何か特別だってことが。
動物の猫……今は豹かな、に似ているのに、目鼻立ちが清楚で……
(美しい、とまで言ってしまったら自分と同等に扱っていると思われてしまうのではないか)
(それくらい、不思議な魅力に、彼女は満ちている)
そんな……! 俺なんかに………
(戸惑っていると、彼女のほうから体を寄せてきてくれて)
(裸のままで少し冷えかけていた戦士の肉体に暖かい毛皮がふわりと触れる)
(途端に、癒されるような暖かい感覚)
(凛々しく整った顔を舐められると微かな幸せを感じて、その猫舌を甘んじて受ける)
エイレーネ、か。やはり特別な、神聖な生き物だったんだな。
そして俺が調和を司る神から指名された戦士なのか………
(魔物に取り込まれても心が食い潰されなかった人間としては珍しく)
(エイレーネの話を素直に受け止めている)
そ、そうだよな。俺は君に恩を返さなければいけない……!? おいっ、エイレー…ネ……
(自分を元気付けてくれたはずのエイレーネ自身が、立ち上がる自分とは反対に崩れるように横たわる)
こ、これは……俺のせいか、俺がやったのか……
(雌豹になっても犯された傷跡はそのままのエイレーネを見て)
(申し訳なさと元来自分の持っている優しさが、反射的にエイレーネの胴体を優しく撫でていく)
(獣の股間にも、そっと手をやり、滴り落ちる自分の精液を可能な限り拭って)
エイレーネの傷を癒したい。俺に出来ることはないだろうか……?
(とにかく癒しに……安心させて、落ち着かせるには……?)
(多少苦しそうにしながらも微笑んでくれるエイレーネの表情、その眉間の菱形に)
(人間同士が恋人にするような優しいキスをふにっとつけてみる)
【重ね重ねありがとう。複乳はねっとり愛撫させてもらうつもりだよ】
【そろそろ時間も遅くなってきたけど、エイレーネは大丈夫?】