クス、クスクス……
(青年の手を掴みながら笑い続け)
怖がらないで、他の奴らみたいに頭からバリバリ食べたりとかはしないから……あっ
(手に力が入り過ぎた事に気付き)
ごめんね、痛かった?
(手を離し、両手で擦り)
でも、本当に他の鬼は危ないんだよ
私、そんな鬼から皆を守ろうとしたけど力が足りなくて……
でも、コレが教えてくれたんだ
(足元に置いた竹刀袋が燃え上がり、凶々しい剣に変わり、浮き上がり……)
守ってあげる人からも力を分けて貰って強くなれば、
もっといっぱい守れて、その人達からもっといっぱい力を貰って、そしたらどんな鬼も私の守る私ののモノに手出しはしなくなるって……!
(その焦燥の感情に応じたように服が燃え上がり、髪も鮮やかな赤に染まり)
(服も丈の短いシャツに胸当ての鎧、下はミニスカート姿に変わり)
(剣は腰に現れた鞘に自ら収まる)
そう……鬼になっても、一番強い鬼になれば……