よっしっ。
(鞭の一撃で目の前の「ソニア」の体力を戦闘不能レベルまで低下させたことが、HPバーで確認できた)
(素の口調に戻ったグッと拳を握ると、膝を落した肉感的な魔法剣士キャラクターへゆっくり近づく)
くっひっひっ。
悪いが、ミッション失敗みたいだなぁ、ソニアちゃん?
(太い犬歯をむき出しにして下品な笑みを浮かべながら、ソニアの頭を掴んで上向かせる)
(そうしている間にも、ソニアに侵入させたウィルスは猛烈な勢いでそのデータを改ざんし…まずやることは)
(手動ログアウトを不可能にすること)
(この時点で、現実での拉致監禁に値する違法行為である)
(最早隠す必要もなくなったので、自分のデータ隠ぺい状態を解除すれば、ソニア…慶子の視界にはチートとしか)
(思えないレベルとHP、MPを誇るプレイヤー「ゴウラ・ゴージ」のデータが表示された)
(それだけでなく)
『バッドステータス:感度上昇』
(見たこともないデータが「ソニア」のステータスに表れ。それがどのようなものか考える間もなく)
しかし、デケーな。
リアルでもこれくらいあるのか? 毎日視姦されちまいそうな巨乳だぜ。
(膝立ちのまま頭を掴んだソニアの、胸を守るアーマーをあっさり引きはがすと、闘義の上からはっきり分かる大きく膨らんだバストを)
(オークの巨大な手が包み込み、ぐにゅりと掴む)
(通常のゲームであれば違反行為でありそもそも胸を掴むという行為自体不可能なはずが)
(確かにそこに刺激を…ありえないほどの快感をソニア…慶子は感じた)