>>452
「はぁっ……、休息休息っと」
「お前は、いっつも休息してるだろっ」
「しっかし、これはいったいなんなんだろうなぁ……」
「まあ、じっくり腰をすえて分析しましょう。主任、コーヒー入れますね」

(真理の元で熱心に研究に勤しんでいる若い研究者たち。)
(ほとんどのメンバーは真理の人柄や知識、判断力を尊敬し、慕っているものばかり。)

(……とはいえ、皆が皆とは行かず、中には豊満な体つきの真理に劣情を感じているものも居るようで)
(今も、ちらちらと真理の大きな胸やお尻を見ているものも……)

(しかし、ちょっとした休息で空気が緩んでいる研究室に突如として甲高いベルの音が鳴り響いたかとおもうと……)

『緊急入電! 謎の飛行物体による旅客機の墜落事故が派生!! 謎の飛行物体は一直線に太平洋上を東京に向けて飛行中!』

(緊迫したオペレーターの声スピーカーから響いた直後に、研究室に戦闘班のチーフから連絡が入って……)

『今、謎の飛行物体を追跡している偵察機から映像が送られてきたから、そちらに転送する。
おそらく怪獣だと思うが、過去のデータに該当する個体がないか照合を頼む!』

(チーフからの要請と同時に送られてきた映像データは研究室のコンピューターで画像処理解析が行われて……)

「主任! 該当がありました! 謎の飛行物体は……彗星怪獣ドラコ!!」

(優秀な真理の部下は瞬時に飛行物体の正体を特定するが、その間にも事態は進行して……)

『迎撃機……間に合いません!!』
『このままだと、後一分で東京都心に到達するぞ!!』
『避難、迎撃……どちらも態勢整ってません!!』

(悲鳴のような声が通信の中で交錯するなか、飛行物体を示す光点がぐんぐん東京に迫る様子が画面に映し出されていて……)