>>463
あ、あぁ……っ!?

(枷がベルトが反応するのを感じる)
(動きが止まった瞬間に蹴りを喰らい、地面を転がる)
(ドラコが発する欲望に応じて忌まわしいパスが力を減じているのを明確に感じて)

こ、このままでは……

(マグマ星人に受けた刻印は解除不能であり、それが苛んでくる)
(もしここで敗北して、犯されるようなことがあればどうなるか、それを考えただけでゾッとする)
(さしあたって、パスがなぜこの怪獣に取り込まれているのかを考えるよりも勝負を急がねばと意識を切り替える)

あ、くぅっ!?い、今です……っ!!

(逸物を立てていき、欲情に支配されたが故に動きが止まったのを見逃さずに転がりながら距離を取る)
(同時に構えると全エネルギーを注いだマザー光線がドラコの身体を直撃し、粉々に破壊していく)
(パスの気配は依然あったが、さしあたっての脅威を排除した母は胸元のタイマーを点滅させながら空に飛び去った)