>>521
(マグマ星人の娼館パスをまさか身内である防衛チーム内の男が手にしてしまい)
(よりによって最悪の相手、三島部長はその権限をフルに使ってきていた)

……は、はい、三島部長……
本日より、東真理、三島部長の秘書官も兼務致します……

(不本意であってもパスの効力と人間としての立場、両面から逆らう事も出来ず)
(三島の執務室で敬礼を返すが、その表情は上気して余裕は無かった)

あ、ありがとうございます……

(本気で思ってはいないが、そう口にする)
(兼務である以上はこの格好で研究員の仕事もするわけで同僚たちの視線が痛い)
(しかも首には例の首輪も嵌まっているのだから余計にインパクトは強かった)