>>686
(長く辛い旅、苦難も多かったが、初めは憧れ、そして愛し、結ばれた、愛しい人との日々は幸せそのものだった)
(それも自分が不治の病を得た時に影が落ち、転生の秘術を用いた時にそれは闇に落ちたのだろうか)
(秘術により意識が遠くなり、肉体から魂が抜けたものの用意されたホムンクルスに入る事が出来ず、吸い込まれるな感覚があった)
(目を覚ますと、どこだかわからず、そして自分の身体である事だけが理解できる)
(ただ、乳房だけは大きくなり、その違和感に戸惑っていると見覚えがある、というよりは因縁のある男たちが現れた)
(そこが非合法に奴隷調教を行う場所だと知ったのはそれからしばらくの事だったが、ここがどこかわからない)
(愛する夫はきっと自分を探していて、見つけてくれる、それを待つしかないと考えて今日まで過ごしていた)

……今日で、100日になったみたい……
きっと他にも囚われてる子もいると思うけど、この部屋からはわからないわね……

(閉じ込められている部屋の中、ベッドに座って独り言が漏れる)
(石造りの部屋では自分の能力では逃げる事は出来ず、そもそも簡素な服は着ていても装備が無い)
(二重構造らしい頑丈な扉もあるし、部屋そのものに魔法封じの仕掛けがあるらしく肉体強化も使えない)
(すでにこの部屋で調教される事については日常の一部になっていた)
(そうするうちに二重扉の外側が開く音がして、身を固くする)
(睨みつける様に扉を見て、それと耐える事が唯一出来る抵抗だった)


>>690
【そうですね、その辺りも流れ次第では入れられるかと】
【取り敢えず調教直前という感じです】