『小学生を……犯したい男……いっぱい……いるわ……』
『あなたもわかってるでしょう……ぎし……いっぱいいっぱい、そうされてきたんだから……』
『何度も犯されて……何度も精液飲まされて……何度も触られて、舐められて、求められて……』
『気持ちよくなっちゃったことも、あるくせに……ぎし、ぎし、ぎししししし』
(暗闇に閉ざされて、聴覚が優先になった五感の中で響く、言い聞かせるような、あざ笑うかのような、幻の声)
(徐々にそれが具体性を増していく。最初は家鳴りに過ぎなかったものが、はっきりした声に)
(とても若い、女性の声だ。いや、むしろ、少女と言っていいかもしれない)
(もしかしたらゆかと大して変わらないかもしれない、子供の声)
(ゆかの体に流し込まれる、幻の性的感覚も、具体性と激しさを増していた)
(幽霊はゆかの感じる場所がわかるのか、アナルへの刺激を、特に強調してきた)
(乱暴に突きまくる強姦まがいのアナルセックスではない、ねっとりとした、快感を呼び起こすような攻めの記憶)
(柔らかい手つきで、肛門がマッサージされる。ローションか何かで濡れた指が、慎重にアナルを広げる)
(ぬるぬるの柔らかい舌が、肛門をグチュグチュと舐め回す。舌先が穴に入ってきて、ぐりぐりとほじくってくる)
(しまいには、熱くて太いペニスの挿入が行なわれた……充分濡れた肛門は、太すぎるそれを苦もなく飲み込み)
(ゆっくりと掻き混ぜるような、直腸を亀頭で撫でるようにこするストロークは、肛門の性感を優しく促す)
『どう……? 気持ちよく、ない?』
『私に任せてくれれば、いつでもこの体験の記憶を、あなたに味わわせてあげるわよ……?』
『ほんの少しの間、貸してくれるだけでいいの……この素敵な体を……』
『体のない……長い時間の中で……ほんのわずかな間、楽しみを求めるくらいのこと、してもいいでしょ……?』
(声の主が囁き続けている間にも、ゆかは暴れまわる)
(しまいには、声の主を叩き潰すつもりか、後ろに思い切り倒れて、後頭部を床に打ちつけた)
(しかしそれには意味がない。相手には、体がないのだから。ゆかは、痛い思いをしただけだ)
(いや、それよりもっと悪い。ゆかが倒れた衝撃で、そばにあったクローゼットが揺れて、その扉がわずかに開いた)
(中には、何枚かの古着が畳んだ状態で、重ねてしまわれていて……その衣類の山が倒れて……)
(ゆかの体の上にふわり、と、乗っかるように落ちてくる……)
【目はふさがれたままです。あしからず】
【ちなみに完全に憑依された場合、ゆかの意識は完全に途切れてしまう展開を考えていました】
【急に幽霊の干渉がなくなって、普通にゆかは部屋の外に出られるようになります】
【ただし、いつの間にか二時間も三時間も時間が経っていて、お尻に違和感。幻でない、本物の精液が中に入ってる】
【体を乗っ取った幽霊が、勝手にゆかの体を使って男を誘い、肉欲を満足させてから、ゆかに意識を返しているのです】
【それからも日常生活で、ゆかの意識が一瞬途切れたと思ったら、次の瞬間には口の中に誰かの精液が溢れてきたり】
【普通に仕事をしてたと思ったら、次の瞬間には屋敷の外で知らないおじさんのチンポをお尻に深く咥え込んでいたり】
【『自分の体』が、男に媚びまくってセックスをねだるハメ撮りビデオが、ゆかの枕元に置いてあったり】
【そういう『気がついたら犯されてる』プレイをして、ゆかを辱めようと目論んでいました】
【でも、ゆかの意識はあるけど体は完全に操られて男漁りさせられるってプレイも、かなりいいですね……】