槐文演義 ─ 甘美なる黄昏 ─
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槐文五年。開闢から二六〇年続いた翠燭王朝は滅亡の危機に瀕していた。
度重なる皇帝の継承者争い、朝廷を分断する党争は政事を麻痺させ、そのしわ寄せは民衆に降りかかった。
汚職地方官吏の苛烈な徴収に抵抗して決起する民衆。
任地の民衆を独自に保護して、領主のように振舞う藩鎮。
地方の火の手が広がれば広がるほど、中央はそれを鎮定するどころか腐敗を極めた。
叛乱鎮圧を名目に京師から追い出される名吏。迷走するばかりで進展を見ない朝議。
独自に叛乱勢力と結託し、皇帝を弑逆しようとする者まで現れた。
しかもその首謀者は、皇帝の義母にあたる皇太后と宦官たちであるとまで噂された。
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ここは仮想中国史なりきりスレです。
退廃と腐敗に満ちた朝廷で権力を玩具にするもよし、
野心や大志を胸中に秘めて叛乱勢力として決起するもよし。
清濁混交、エログロ有りの中華世界にぜひご参加ください。
★参加用テンプレ
【姓】
【名】
【字】
【身分】
【官職】
【容姿】
【簡単な自己紹介】 【姓】翠
【名】嶺
【字】幽邃
【身分】皇帝
【官職】----
【容姿】
『翠燭書 槐文帝紀』に曰く「月をも凌ぐ美しさ。その姿は新月のように夜に映え、
黒い瞳は闇の底にある生命の水さながら。
清冽な姿は白銀の棗の木、その頂きから流れる髪は絹の滝。
蜜滴る林檎か血かと思わせる紅い唇は、思い出すだけで口に甘い露が満ちるほど。
その唇に包みこまれた歯の鮮やかさは、真珠貝を遥かに凌駕する。
帝の立ち居振る舞いは人という人の心を惹き付け、緑なす黒髪は、薔薇色の頬にうちかかり、
髪から立ち上る芳香に、その水仙の瞳は夢見るように悩ましげ。
その眼はあらゆる邪視をその魔力で封じ込めてしまうほど。
蜜のように甘い百の言葉を秘めているのか、帝の唇は、人々の胸の火をさらに燃え立たせるが、
爽やかに微笑むときの唇もまた魅力的で、まさに甘美という他はない。
【簡単な自己紹介】
翠燭王朝第十八代皇帝。先帝賽宗の第一皇子であった。
上記の『翠燭書』の容姿に関する記述は些かおべっかを使ったものだが、人を惹き付ける雰囲気を備えていた。
先帝の突然死によって即位するが、その治世五年間は安定せず、玉座が暖まることはなかった。
腐敗した宮廷を知り尽くし、皇太后や宦官に常に命を狙われているため、人を信じることができない。
長嘯(くちぶえ)の名手だが、楽器の笛の腕は壊滅的。書画も下手で、周囲から意外だと思われている。 【幽蘭宮 朝堂】
玉座の上に、影を抱いて座っていた。
どれだけ思案しても、目の前には何も浮かんでこない。私はとっくに時間的な感覚を失っていたが、
手に触れるもの、肌で感じるもの、心を揺さぶるものを感知する感覚も、次第におぼつかなくなり始めていた。
そんな私にとってはこの場に誰が訪れようと、どうでも良いことだった。
──つまり、君がここにいても苦しからず、という事だが。
私は目を閉じていたが、それを開ける気力さえなかった。
目を開いても、解れた刺繍に包まれた膝と、埃っぽいがらんとした広間があるだけなのだから。
あと数刻もすれば、ここは喧喧とした論議に浸される。
大臣達は、言葉を重ねれば状況を打開できると思っている。
それかもしかしたら、現実から目を背けるために論議の世界に逃避しているようにしか思えなかった。
賊軍は、ひたひたと着実に近付いていた。それに対して天兵は悉く無力であった。
五つの関は為す術もなく破られ、朝廷の期待を一身に背負って出征した鬼才・王元達の剣も折れた。
まさに昨日の朝議は紛糾の果てに宰相の中書門下・黒曜月を征討使に指名したのだが、
夕刻になってあの臆病者が出奔したとの報告が届けられた。
追い詰められた今になって、京師の市民に退避勧告の布告が出された。
城下は蜂の巣を突いたような大騒ぎになっている。これまで侵攻の危険はない、安全だ、布告に注目して
冷静に行動せよと言われてきた市民は、何を信じれば良いのか分からなくなっている。
彼らに力はなく、彼らを守るべき朝廷の中にも、誰として状況を打開できる者はいなかった。 >>4
ご指摘ありがとうございます。
なりきりとロールの相違を調べてみました。
このスレの主旨は、参加者が仮想の中華世界に生きる人物として行動するというものです。
それぞれの立場、信条、価値観に従って。
その結果、このスレにはストーリーや歴史が生まれるでしょう。
参加者=主人公であるという点では、「ロール」スレだといえます。
同時に、参加者は「歴史的中華」という舞台の中で、その時代背景に則り、
自身で定めたキャラが歴史から逸脱しないように留意する必要があります。
このスレで行動するにあたって、電子機器などを持ち込んではいけないし、
世界観にそぐわない、現代日本人としての素出し雑談をしてはいけないということです。
その点では、「なりきり」と言うこともできるでしょう。
どう判断したらいいのでしょうか。
なお、このスレではオリキャラ板で広く行われている
「絡む相手を募集し、チャット形式で一対一でロールを行う」という形式は取りません。
各参加者が自分のタイミングでレスを投下してください。
複数の参加者が時間を気にせず一つの流れに参加できるためです。
それを、オリキャラ板では「置きレス形式」と言うのでしょうか。 もうちょっと他の人が参加しやすくなる工夫しようぜ
専門用語並べ立てられても一般人にはさっぱり 成る程な
もう少しテンプレを練ったほうがいいかもな
その置きレス形式だというのも入れておいたほうがいい
じゃなきゃ普通にロールが始まるだろう
世界のイメージを崩さない>>1のようなテンプレもカッコイイけど、参加者のためのガイドラインとしてはイマイチ判りにくい所だ
それから皇帝はロールに参加しないキャラなの?
舞台設定状で存在する背景的な存在?
ロールの参加者としてなら確定多過ぎて、なりきりオリキャラプロフとしてはダメダメだと思うのだが… こういう世界設定は好物なんだがな。
野に在って弱きを助け悪しきをくじく好漢になり、取り立てて地位や財産を求めるでもなく飄々と。
ある時は反乱軍の首領と酒を酌み交わし、またある時は皇帝陛下と酒を酌み交わす。
そんな生き様。
……ピンク板でやる事じゃないな。 >>6
厳しいご指摘ですね…。難しい所です。
仮想中国史を舞台にしていると言っておきながら、全く舞台が仮想中国史でなければ
詐欺になってしまうと思ったんです。
専門用語を使いすぎると中国史を知らない方には全く意味がわからなくなってしまう一方、
専門用語を使うことで世界を創出しやすくなるということもあるので、
一般的な言葉に置き換えられるところは置き換え、どうしても使いたいところは
()内で説明を入れる、などの工夫をするようにします。
使う言葉については、これで大丈夫でしょうか…?
>>7
アドバイス、ありがとうございます。
実はオリキャラ板でスレを立てたのはこれが初めてなんです。
板自体は前から覗いていて、なんとなく、行われていることや雰囲気は知っていたのですが
「シチュエーションのみを指定し、参加キャラを募る様式のスレも可能です。」というローカルルールを見て
こういう形式のスレを立ててもいいのかな……と思って立てたんです。
元々は歴史系の板にいて、こういう感じのテンプレでこういう形式のスレをやっていたのですが
酷い粘着が付くようになってしまいまして……。
このスレは立ててしまった以上、責任を持って使いたいので、これから参加者のためのガイドラインを
整備したいと思います。
また、オリキャラ板に適応できるように私自身も勉強したいと思います。
皇帝も、もちろんロールに参加するキャラとして出しました。
内憂外患に悩まされながらどう生きていこうか、と考えていました。
「確定多すぎ」というのはどういうことでしょうか?
テンプレは名前と身分、容姿と境遇だけにとどめ、実際のレスを通じて皆さんに皇帝のキャラを
解釈していただこうと思ったんです。 >>8
すごい!…そんな生き様のキャラ、大好物です。
『後宮小説』の渾沌みたいなイメージですね。水滸伝も好きだし、>>8さんに参加していただけたら
すごく嬉しいですよ。
自分がこのスレをピンクに立てた理由なんですが、
1.キャラネタ、なりきり板は一問一答の質疑応答形式じゃなきゃダメっぽい
2.私にくっついてた粘着はキャラネタ、なりきり板にも常駐してる
っていうのの他に
「どんな展開でも許容できる」メリットがあるからなんです。
歴史ですから、色んな場面でセックスはあるでしょう。
それを、全年齢板だからと敢えて避けて、大河ドラマのように健全にしてしまうのは
つまらない、と思ったからなんです。
エロがしたいから、というよりはそういう理由で板を選ばせていただきました。 まず容姿を確定するのはオリキャラとしてはご法度なんだ
例・ほっそりとしなやかな動きの手足にクールな印象の瞳→×
割と細身。ゆっくりめの動作。切れ長な瞳。→○
オリキャラ板でもオリキャラのロールやなりチャの外部でも、その辺りは一番の基本
あとテンプレが本当に判りにくい
世界感だけじゃなく、もう少しここに参加するガイドライン的なものが欲しい
取扱説明書なんだから今風の言葉で頼む
歴史系の板で粘着が付いたのも案外その2つ辺りが理由なんじゃないだろうか ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています