槐文演義 ─ 甘美なる黄昏 ─
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槐文五年。開闢から二六〇年続いた翠燭王朝は滅亡の危機に瀕していた。
度重なる皇帝の継承者争い、朝廷を分断する党争は政事を麻痺させ、そのしわ寄せは民衆に降りかかった。
汚職地方官吏の苛烈な徴収に抵抗して決起する民衆。
任地の民衆を独自に保護して、領主のように振舞う藩鎮。
地方の火の手が広がれば広がるほど、中央はそれを鎮定するどころか腐敗を極めた。
叛乱鎮圧を名目に京師から追い出される名吏。迷走するばかりで進展を見ない朝議。
独自に叛乱勢力と結託し、皇帝を弑逆しようとする者まで現れた。
しかもその首謀者は、皇帝の義母にあたる皇太后と宦官たちであるとまで噂された。
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ここは仮想中国史なりきりスレです。
退廃と腐敗に満ちた朝廷で権力を玩具にするもよし、
野心や大志を胸中に秘めて叛乱勢力として決起するもよし。
清濁混交、エログロ有りの中華世界にぜひご参加ください。
★参加用テンプレ
【姓】
【名】
【字】
【身分】
【官職】
【容姿】
【簡単な自己紹介】 うーん…今日も平和な1日だったなぁ…。
平和続きなのはいい事なんだが…身体が鈍ってしまうのがなぁ…。
【今晩は。連夜ですが…今宵もまた待機させて頂きます。】
中原を風が吹き抜ける。
何処からともなく丸まった枯れ草が転がってきて、何処かに運ばれていく。
人倫は乱れ、乱世の足音が聞こえようとしている。
志有る者は憂い、覇気持つ者は牙を研ぐ。やがて来る時を想い。
士は己を知る者のために死ぬ。
江湖はそんな“士”が現れる事を願っている。
……時は、近い……
『新章・深山公主の乱(仮題)』近日開始予定。参加者募集中。
なお、予定は未定であり決定ではありません。
本編では予告無く内容が変更される場合もある事を予めご了承下さい。 【2年ぶりの復帰でプロフの改訂してみた】
【姓】李 (り)
【名】呟 (げん)
【字】項艾(こうがい)
【年齢】27歳
【性別】男
【身分・官職】武人・鉄破蹴刃脚の使い手(気を纏った蹴り技主体の足技使い)
【容姿】
身長:168cm
体重: 65kg
髪:黒(漆黒)で耳出しの肩迄の長さ。前髪は額位迄。
肌:浅黒い肌で左の二の腕に黒一色の鳳凰の刺青。
瞳:黒銀色
【衣装】白い文官服(麻製で生地の間に鎖帷子を仕込んでいる)、青い帯、
【希望】雑談、問答、宴席、拷問、陰謀、軍略、契り(義兄弟や養子縁組、婚姻等)
【NG】死亡(要相談)
【備考】
10の頃に家族を村ごと賊に襲われ焼き討ちにされる。
その時賊を退治した謎の老人(師父)に修行をつけて貰える様に懇願し、厳しいの条件のもとに許可された。
そして19年の修行の時を経て師父の教えを胸に都にやってきた。
『一恩十返』(一つの恩を受けたらその恩を十人に返しなさい)というものであり彼の行動の根幹でもある。
【ではプロフ投下のみ】 【さて、それじゃ待機してみようか】
【どなたでもどうぞ、プロフは>>226参照】 【さすがに誰もこないか…まあわかっちゃいたけどね。】
【継続は力也。時間あればまた待機するさ。】
【今宵はこれにて。ではまた…再見!】 覗いたら楽しそうだったのでカキコ
ちょっとしたイベントを考えてるんだけど、やってみてもいいんだろうか
一定期間参加者を募集して、参加者の多い陣営が勝つバトルイベント >>229
そのイベはかなり人数集まらないと尻すぼみになるな…… 陣営参加型イベント・「杯拳往来」
イベント期間〜6/10/23:59迄
イベント期間中に「侠客」か「義勇兵」いずれかの陣営に参加表明をしてください。
イベント終了の時点で参加者の多い陣営が勝利となります。
戦闘っぽいロールを回す、裏で暗躍する、終了間際で寝返るなど、ご自由にお楽しみください。
※参加の際は【侠客(義勇兵)に参加します】と明記をお願いします
※新規参加者の方を歓迎します。>>36を参考にキャラのプロフィールをご記入ください。
>>230
ですよねー…でもまあ、やってみようかなと。
たとえ一人でも参加して頂けるなら万々歳です。 【背景】
槐文帝の御代、天地は混迷を極めていた。
打ち続く戦乱と天災、凶作に伴う飢饉。男達は兵役に取られ、田畑は荒れるばかり。
百姓は土地を捨て、難民となって市城へなだれ込み、都市の治安は悪化する一方だった。
官吏は権力闘争と私腹を肥やす事に専心し、王候貴族は己の野心を満たさんと、愚劣な争乱に明け暮れていた。
乱れた世には無法が罷り通る。お尋ね者、あぶれ者、脱走兵。彼らは自らを義勇軍と称し、徒党を結して街道に満ち充ちた。
義の旗を掲げて、隊商や金持ちの邸宅、小領主の舘を襲い、奪い、焼き尽くす。その様は山賊野党と何ら変わりなかった。
とある城市の酒家。
一人の侠客が杯を煽る。武の心得があると見え、美酒に舌鼓を打つ間も携えた剣を手放さない。
杯を重ねる内に興が乗って来たのだろう、墨を擦ると筆を取り、店の壁になにやら書き付け始めた。
酒脱喧騒厘 独孤傾酌
街表行人絶 故郷思事千里
旅人何所去 百酔一夢如
そこへ数人の兵士が通り掛かった。正規軍ではない。みすぼらしい甲衣を付けた義勇兵だ。
皆酒に酔って赤い顔をしている。兵士の一人が聞こえよがしに言った。
「おい見ろ、上酒をひっかけながら詩なぞ捻りやがって。この御時世に暢気なもんだ」
「流れの半端者のくせに良いご身分じゃねえか。俺達は国を憂いて戦ってるってのによ」
「武侠なんて気取った所で、所詮は戦が怖いだけの臆病者さ。腰のダンビラは飾りだろう」
侠客は苦々しげに背を向けると、杯を煽り続けた。兵士どもがまた言う。
「……ほらな。売られた喧嘩も買えない臆病モンさ」
「あんな奴にどんな詩が書けるのか、どれ、ちょっと見てやろう」
「……ぷっ。くははっ、なんだありゃ。あれで詩のつもりか」
調子に乗った三下どもはだんまりを決め込む男の顔を覗き混み、よせばいいのに目を剥いて挑発する。
酔漢もまた単純な男だ。頭に血が昇り、兵士の嘲りが終わらない内に相手の鼻先を切り付けていた。
「……もう一辺減らず口を叩いてみろ。次は舌を切り刻んでやる」
「へっ。ようやくお目覚めかい。酔い覚ましに丁度いいや、遊んでやるよ!」
「おい、何だ何だ」
「喧嘩だ喧嘩!相手はごろつきの義勇兵だぜ、やっちまえ!」
「あの詩人気取りめ、俺の女房寝取りやがって!ぶっ転がしてやる!」
「おい誰か役人を呼んでこい!その間に俺もひと暴れするぜ!」
それまで傍観していた野次馬が対局の場に雪崩れ込むと、忽ちの内に酒場は騒乱の渦に包まれた。
亭吏の来るまでに死人が出ないと言う保証は無さそうだ。それに来たところで事態を収拾できるとは思えない。
この騒ぎに行き会わせたあなたは…………
【侠客側に味方する】
【義勇兵側に味方する】
※間に入って宥める場合、アクションを起こした相手に味方したとみなします。 >>232
全く…落ち着いて飯も食えやしない…。
(何やら店内が騒がしくなってきたようだ)
(男は我関せずを貫こうとしていたがそううまくいくはずもなく)
(傍観している側からコチラに吹き飛ばされてくる皿やら茶碗やらを)
(見切りながら全て受け止めると机に置いて)
お前らいい加減にしろいッ!ココは飯食うトコだぞッッ!
喧嘩なら表でやりやがれッ!
(そう言い放つと義勇兵の一人を外まで蹴り飛ばす)
(そのまま表まで自らも出ると先程蹴り飛ばした男に向かい)
(右脚を胸の高さまで上げると−左右に揺らしながら言い放つ)
…さあ、遊ぼうか…
【面白そうなので是非参加を。プロフは>>226です】
【という流れから侠客側でお願いします】 >>233
参加して頂きありがとうございました。
この結果はイベント終了時に描写いたします。
それまで奮戦するもよし、最終局面で寝返るもよし。
……期待させておいて肩透かしを食わせてしまったでしょうか。
このまま立ち去るのも寂しいので、少しお話をしませんか?
お酌程度ならお付き合い致しますわ。
(酒の壺を抱えて、しなしなと歩み寄る) >>234
いえいえ、こちらこそ。久々に面白そうな事だし…参加しないともったいない。
結果を楽しみにしつつ…(そんな手もありなのか!とビックリ)
いやいや、そんな事はないさ。
もう閉店かと思って出ようとしてたトコロだしな。
それじゃ折角だし、付き合ってもらうかな…。
(そういうと手にしていた茶碗をグイっと煽り…空にする) >>235
そう言って頂けると嬉しいですわね。
けれど、こうして雑談したり、待機なされたり、違うシチュでロールを回したり
その、褥を重ねたり……されるお客様の邪魔にならないようにしないといけませんかしら。
もしイベント関連の置きレスをされる場合は文頭に【イベント用レス】と断り書きした方が良いかも知れませんわ。
先に申し上げるべきで御座いました、どうかご容赦くださいまし。
まあ、素敵な飲みっ振り。好漢という呼び方がぴったりですわ。
さあ、どうぞどうぞ。釈放……もとい規制解除の御祝い酒でございます。
お勤めご苦労さまで御座いました。
(花のような笑顔を浮かべると、優雅な手つきで杯に酒を注いでいく) >>236
そうだな、その方が間違いや勘違い等起こしにくいだろうし。
心しておくよ。
返しレスナンバーも明記しておけば更に良し、といったところか。
これはどうも…。だがいつまた規制されるかわからないからな、コレばっかりはどうしようも。
(注がれていく酒と相手の笑顔を交互に見ていると満更でもない様子で)
(暫く見入ってしまう)
おおっとそうだ、お前さんも一杯どうだい?こうして知り合えたのも何かの縁だろうから。
まあ…無理強いはできないけどな。 >>237
ええ、そのようにお取り計らい願い申し上げます。
私は怠け者ですので期間が終了するまでは何の返信も進展も出来ませんが……ご了承くださいましね?
あら、こんなに強いお酒を月下美人に飲ませるなんて。良からぬ事を企んでおいででしょうか?
ふふ。冗談ですよ。折角逢えたのですもの、喜んで頂戴いたしますわ。
(小さな茶碗を持って、少しだけ気恥ずかしげに)
イベントが終了したら、改めてキャラとして参加してみましょうかしら。
その時は心から杯を酌み交わさせて頂きますね。
ときに、そろそろお時間は大丈夫でございましょうか?
明日も御座いますもの、どうかご無理なされませんように。 >>238
(茶碗を持ったのを確認すると酒瓶を近づけトトトっと注いでいく)
注ぐ相手が俺じゃ満足行かないだろうが…相手がいるのに手酌ってのはな。
そこら辺はアンタの好きにすればいいんじゃないか。
そうなってくれたらモチロン俺は嬉しいがね。
俺はまだ大丈夫だが…そろそろ閉店だというならコレを最後の一杯にするが? >>239
(茶碗に注がれた酒をくいと飲み干すと、ほんのり染まった頬を向け)
…………ご馳走様でございました。
ふふ、あなた様のような方と酌み交わせるなんて、好漢女傑にでもなったような気がいたします。
(ふらり、と立ち上がると深々と礼をして)
……ええ、あまり酒を過ごして醜態を晒してしまっては相済みませんもの。
愉しみは尽きないのですが、まだ先も御座います。今夜はこのくらいにしておきましょう。
また違うかたちであなた様にお会いできる日を、とても楽しみにお待ちしておりますわ。
どうぞ、おやすみくださいまし。
(もう一度深礼を取ると、闇に溶け込むように居なくなった)
【ご参加頂き、重ねてお礼申し上げます】
【お話しできて嬉しかったですわ。またいずれ。】 >>240
いい飲みっぷりだな…見ていてキモチよかったぜ。
此方こそ、アンタのような人と酌み交わせて旨い酒だったぜ。
そうだな…それじゃ俺もお暇するとしよう…お代はここに置いていくぜ。
(そう言うと代金分の小銭を机の上に置いて席を発つ)
ああ、その時まで…お互い生きてまた会おう…それじゃあな。
(そういうと店を出、夜の闇へと消えていった)
【此方こそ遅くまでの付き合いありがとうございました】
【それではおやすみなさいー再見!】 >>232
ふん。やっぱさびれた街じゃと酒もしょぼいわ。
早いこと用事を切り上げて、うちに帰って最高級の古酒を飲みたいものよ。
(ひとりでぶちぶち文句を言いながら、我は欠け茶碗を満たす安物の水割り酒をぐいっと煽った)
(……我がその街のその酒場におったんは、完全な偶然じゃった)
(領地経営に行き詰まった弱小領主が、昔の付き合いから我に借金を申し込んできたのじゃ)
(そいつは土地を担保にしたいと言うんで、我自ら査定をしてやろうと遠出して来たのが三日ほど前)
(じゃが、問題の土地は無駄に広く、畑ばかりで、近くにはろくな遊び場もないし、メシは薄味で酒は水で薄めたもんしかないときた)
(……査察の手間はかかるし、退屈過ぎるしで、そろそろ病気になりそうじゃ……)
(せめてもの慰みにと、酒を飲みに酒場に来てみたが、やっぱりしょぼいのは変わらず、気が滅入るばかりという具合)
なーんかないかのー。気晴らしになるような娯楽なり事件なり。
牛でも暴走して、薄汚い庶民どもを四、五人轢き殺したりしたら大騒ぎになって面白いかもじゃけど。
(と、ちょうどその時じゃった)
(義勇軍らしいチンピラどもと、ようわからん詩人気取りのへっぽこが、いざこざを起こしよったのじゃ)
(なかなか激しい応酬。軽い殺し合いになりつつある。まあ、我のおる席からはちと離れておるゆえ、逃げる必要はなさそうじゃ)
(おや、へっぽこ詩人の方に、加勢が入ったのう。義勇軍のチンピラをやすやす蹴り飛ばし、さらなる挑発をかましておる)
(脚の伸びといい、安定した構え方といい、ありゃ相当に修業を積んだ武人じゃな)
(義勇軍の方が数は多いが、こちらはどいつも大したことがなさそうじゃ。体つきを見ただけでもわかる)
(義勇軍は、仲間をやられて怒っておるが……数で押し潰せると思っておるなら、すぐ返り討ちに遭うかもじゃなぁ)
(それじゃつまらん。せっかく目の前で開演してくれた見世物じゃ。なるべく派手に、長引いてくれた方が面白い)
……おい、そこの旦那方や。
(我は、近くの卓におった、同じように見物を決め込んでおったチンピラ風の男たちに声をかけた)
この街じゃ、あの壁にあるような、女々しい詩が好まれるのかや? だとしたらちとこの街の男どもはふぬけとるのう。
ほれ、お前らもあのへぼ詩人を叩き出すのに手を貸したらどうじゃ。休んどったら男を下げるばかりぞ。
うまくやれたら、この店で一番高い酒をご馳走してやろうではないか……ん、行ってこい、頑張るんじゃぞ?
(我が挑発に乗ったか、それとも酒に釣られたか)
(七、八人の男どもが立ち上がり、義勇軍に加勢すべく、店の入口に向かっていった)
さあて、せいぜい楽しませてもらおうかの……。
(我はにやにやと笑いながら、酒に口をつけた。先ほどより、少し美味くなっているような気がした)
【何やら愉快そうな企画じゃのう。久しぶりに、のじゃーんと参加してみる】
【我は、義勇兵側に回ってくれよう。李呟殿も敵は強い方がやり甲斐があろうて……くくく】 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています