あはは、そうだよな。
部活に参加してるのが二人しか居ないからな。
……存続か、それは考えたことはなかったな。
(はは、と笑みを漏らす)
(本来なら廃部を通告されてもおかしくなかった)
(だがそれも過去の栄光があるからに他ならない)
(過去の栄光にすがる気はないが、そういうときに現実を見せつけられてしまう)

……そうなのか?
実は、俺もだ。
たまに、このまま永遠に二人で居たいと思うよ。
(二人だけの狭い世界)
(そこに踏み込もうとした人物はまだ居ない)
(逆に、自分はどうなのかと考えてしまう)
(目の前の女子生徒との関係性を)
……あのさ。
(そして勇気を振り絞った一言が、口をついて出始める)


【今日はここまでかな?】