そりゃもう、元気がボクの取り柄だからね!
どう? こういう明るい女の子をお嫁さんにするのは?
意外と尽くすタイプかもよ?
だ・ん・な・さ・ま…なーんてねっ
(ケラケラと笑いながら、真紀菜はその髪を弾ませ)

はーいっ! それじゃお邪魔しまーすっ!
(促されると、パッと手を放し、家の中へと進んでいく真紀菜)
(数えるのも馬鹿らしいほど訪れた聡一郎の部屋へ、なれた足取りで進んでいき)

ふむふむ…相変わらず難しい…
でも…実践、とあるなら、やっぱ試してみるのが一番いいんじゃない?
ほら、昔の偉い人が言ってたでしょ?
男は度胸、なんでも試してみるものさっ!
…違ったっけ?
ま、まぁ、何はともあれ、ここには二人いるわけだしさ!
ボクにかけてみない? 催眠術!
(くりくりとした瞳は、興味深そうに本の文字を追いながらも)
(さらり、と自分を実験台にすることを提案し)