大好きな人とのことだったら、なおさら、ね。
…なんて、本当は聡一郎くんの部屋の本、勝手に見ただけだけど。
(今日初めて、元の彼女らしい、悪戯っぽい笑みをうかべ)
…ふぅん、これでもやめて欲しいんだ。
こんなに硬くって、大きくなってるのに。
なら、やめちゃおっかな。
(パッと手を離し、そのまま立ち上がり)
それじゃ、何して遊ぶ? ゲーム?
まだ夕方だもん。結構色々遊べるよねっ
(今ちょっと前まで妖しい笑みを浮かべ、聡一郎のモノを弄んでいた態度とは裏腹に)
(普段の彼女のように明るく、快活にはしゃぎ、抱きつく)
(それでも、本人の言葉通り一日中発情していた身体は、濃く甘いにおいが首元から立ち上り)
それとも……あ、そうだ。
昨日の本ってどうなったんだっけ? ボク、途中で寝ちゃったしさ。
アレの続きでも、読む?
(植えつけられた好意が暴走してるのか、痴女のように聡一郎を求める真紀菜)
(自分の変貌の発端がその本にあることも知らず、楽しそうな微笑を浮かべる真紀菜)
(その二つがどちらとも、真紀菜本人であり)