>>461
(奴隷として向かった先、購入者の男性の思わぬ反応にビクンと身を竦ませる。)
え、あ、あ、ああの、はは、はい…ひ、ひ日陰くく暗音でで、です…。
(途中で打ち切られた言葉は馴染み深い名前にしか繋がらず、自分の過去を知る人物なのだろうと思う。)
(制服から私服に変わり、纏う空気はいっそう暗くなり。)
(学生時代と変わらぬ触角のようなアホ毛が二本、ふらふらと揺れる。)
あああの、え、えっと…おお、お、お買い上げあげ、ああ、ありが、ありがとうご、ごじゃございます…。
(何度教え込まれても直ることのないどもり癖で挨拶をして。)

【改めて、よろしくお願いします。】
【至らぬ点があれば何なりとお申し付けください。】