…うん?何!?穴が閉じる…!?
ひゃっ!な。なんじゃ…何かが落ちて…くっ、何も見えぬ…
あまりよい予感はせぬが…ええい!!
(カサカサという音は絶えず聞こえて来る。穴が閉じ完全な暗闇と化した空間。)
(肩に落ちて来た何かは蠢いて。すぐさま振り払い確かめようとした矢先、再び穴が開き光が差し込んで)
(そしてそこで気づき、顔を青ざめさせて)
い、ゃぁぁぁぁぁぁあーーーー!?
気持ち悪い気色悪い!うあぁぁぁぁーーー!!?
(我ながらなんという声を出すのだろうかと思う程に絶叫してしまった)
(穴が閉じたのではなく、蟲によりふさがれていたのだ。それが少しずつ落下してくる)
(それも一匹二匹ではなく、数え切れないほどに無数の蟲だ)
(すぐさま落下点から離れるも、まるで洪水の様に蟲がなだれ込んで来る)
ひっ、来るな!あっちにいけぇぇぇ!!!!
(剣で切り付け、はたまた足で潰して。しかしそうすると更に状況が悪化する)
(なんと潰した蟲からさらに小さな蟲が生まれ、数を増殖させたのだ)
(その状況になす術なく、とうとう全身が蟲で覆われてしまって)
ぷぁっ…!!!なんじゃこれはぁぁ!?気持ち悪いっ…ううっ
と、兎も角なんとか脱出せねば……!
(気づくと全身にかさかさと這い回る黒光する蟲。最早払いようもなく、蠢く感触にただ耐えるしかない)
(空いた穴になんとかして到達し、脱出する術はないかと模索するも見当たらず…)
【了解しました。】