>>167
「それだけじゃお腹すいちゃうよ、それじゃこの先にクルロスさ
んでも大丈夫なお店があるよ、ついて来て」
(クルロスの答えに心配そうにしていたが、有翼人の商人の経営
する雑貨屋が有る事を思い出し、そちらへ彼を案内して行く)

「んんっ、最初に言っておかなかったから気にしないで」
「僕達、有翼族の羽根は空を飛ぶ時以外でも空気の流れや気温を
感じるから敏感なんだ」
(そう説明するプエヌラのかがんだ姿勢と身長差から上目使いの
金色の眼の中の黒い縦長の瞳は潤み僅かに中心が広がり、頬はま
だ赤らんでいて)
「クルロ…スさんっ、ソコはダメえっ!」
(初めて真近で有翼人の羽根を見て触った興奮と好奇心、そして
悪戯心で思わずシャツのスリットから出た羽根の付け根を少し強
めに触れられ、小さい悲鳴を上げ体をビクビクと震わせクルロス
に縋り付き、荒い息使いを上げて)