「ほらついたよ、ここだよ」
「おじさん、こんにちわ」
(商隊のいる広場と王宮の中程、市街地を鋏む場所に雑貨屋へクルロスを
連れて来ると先に立ち扉を開けて店内へ入って行く)
「おぉ、いらっしゃい。 今日は何を買いに来た…」
(プエヌラの挨拶に店の奥から出て来た店主らしい中年の有翼人の男性は
後ろのクルロスの姿にも驚きや戸惑いを見せず、ごく普通に対応して)
「あぁ、昨日来た商隊の方ですね、何かご用の物はありますか?」
「大抵の品は揃えてありますから、ゆっくりとどうぞ」
「何か決まったら、お知らせ下さい」
(そう言うと店の三分の二程を占める商品棚を指差して、そこには食器など
の家庭用品だけで無く、農具や工具、保存食品等々が並べられていて)
(残りはテーブルとイスが置かれ、食事が出来るようになっていて)
「ね、凄いでしょ。 みんなここに買物に来るんだよ」
(プエヌラの言葉に得意そうな顔をしながら店主は店の奥へと再び姿を消し、
店内には二人だけとなって)
【では、店の個室で一回目、その後テントで二回目、内容は其方の提案通りで
行きます】