「それはどうも、よろしくです」
(陳列棚を眺めるクルロスの視線の動きに儲け話を感じ取り頷く店主が店
の奥へ下がると、今度は洗い物の水音が響いて来る)
「んっ、そうだね…」
(自分に声をかけ席を立つクルロスに続くプヌエラは、彼の問い掛けと背
中の羽根を撫で、そのまま下がり尻に当る手の感触に吐息を漏らすと、上
着の裾を握り顔を見上げると以外な答えを告げて)
「んっ、はぁ…」
「ねぇ、お腹一杯になったら休みたくなっちゃった、この店にそういう部
屋があるんだけど、いい?」
(何処と無く熱っぽさそうな視線と声色、視線を向けたプヌエラの様子は
艶かしさを帯びていて)