「ここで作ったり採れた物だから当然だよ」
(手助けしてくれた礼に笑顔を浮かべ頭を撫でるクルロスに、笑顔と
得意げな言葉を言うプヌエラ、その様子はごく普通に仲の良い大人
と子供にしか見えず、個室での行為を感じさせる様子は無く)
「はい、分かりました。 では、丁度頂きました」
「お買い上げありがとうございます、又のお越しの際にもどうぞよろしく」
(支払を済ませたクルロスと後を着いて行くプエヌラを笑顔で見送る店主
の声を後にして、二人は商隊が泊まっている広場へ移動し始めて)
「んっ、行こう」
(笑顔を返すプヌエラだが何かを思いついたらしく、クルロスへ声をかけ
自分の方へと顔を向けさせて)
「ねぇ、あと何日位このコロニーにいられるの?」
(一見すると普通の質問のようだが、視線と声色には不安と寂しさが現れて
いて)
「ゴメンね、いつまでもいてくれる訳無いし、クルロスさんも村に帰らなき
ゃないしね」
(少し前に出て後ろを振り向きそう言うと前を向き、広場へ先導するが、来
た時と違うのは、尻を振るような腰使いで歩いている事で)