「そうなんだ、六日後に…」
(今回だけで無く他の商隊もだが、滞在日数は限られており、大人
達と違い外界への憧れを持つ子供達には、それは新しい商隊が来る
事を意味しているが、今のプエヌラには逆に寂しさを感じさせて)
「え、クルロスさん…?」
(残り日数を答えた後のクルロスの呟きは聞こえていたが、次の彼
の取り消しの言葉に聞こえ無かった振りをして)
(広場へ一歩一歩足を進めながらプエヌラの頭の中では、先程の誘
いの言葉が繰り返していたが、彼以上に両親がその願いを受け入れ
ないだろう事を充分過ぎる程に理解していて)
【テント内の会話でお互いの想いが変わらない事を知り、身体で繋が
った後で、勘当覚悟で両親へ切り出す決意をする流れを予定しています】