ごく普通の大人の男性に購入され、実子や弟の様に愛情を与え合っていた日常は
ある時突然変貌した。何処ともしれない施設に幽閉され同様の立場のセックスドール達は日々行われる
卑猥で残酷なショーへ強制的に出演させられるのだ。明日は自分の順番が来るとの不安と脅えを彼等は
主催者からの一言だけを心の支えにしているのだった。
「あ、あぁ…」
(背後の男に急かされるように舞台脇から歩き出す少年、だが、その衣装は少女の身に着ける物でレオタードの
胸は僅かな膨らみすら無く、逆にハイレグTバックの股間はまだ勃っていない無毛包茎ペニスと睾丸もギリギリ
納めているだけで)
(目映いライトと周囲を囲む観客達の視線と歓声に戸惑いながら、足を進めて舞台上に立った少年をアナウンスの
声が紹介する)
「〇〇社製セックスドール、LD type-eb型、ミニオンクルーン。今日が初戦の期待の新星です」
(紹介が済むと拍手と歓声が観客席からマリオン、いや、ミニオンクルーンへと浴びせられる。戸惑い周囲を見回す
ミニオンクルーンを余所にアナウンスが再び響く)
「では、対戦相手の入場です」
(再び響く拍手と歓声に、ミニオンクルーンも不安の表情で隣室からの通路へ視線を向ける)