>>553
はい、ええと…
(料理の注文を始めた男達に頷きながら、制服のポケットから取り出した筆記具で忘れないように注文内容を書き取っていく)
(その間も周囲の客の視線を感じ、気恥ずかしい気持ちを表情に出さないよう内心堪える)
(純粋な好意で自分の事を気に入って常連になってくれるお客さんもいて、その分賃金も良くなるし有り難いとは思っているのだが…)

ひゃあっ!?
も、もう、お客さま…? んっ…
…は、はい…お酒おかわり、ですね…分かりました。それでは失礼します…!
(不意にお尻に触れてくるごつごつした手の感触に、ビックリして小さく声を出してしまう)
(頬が熱くなるのを感じながら、小声でやんわりと抗議するが、聞き入れる様子は無く、そのまましばらくスカート越しに小さなお尻を撫で回されてしまう…)
(その行為にじっと耐え、やっと注文が終わると慌ててお辞儀をしてその場を離れていく。その小さな背中に男の視線を感じながら…)
(いつもチップをはずんでくれるし、自分が男の子だと知っても変わらず来店してくれる…店主からも無下にはしない様に言われていて、多少悪戯をされても強い拒絶は出来ずにいたのだった)
(ドキドキする胸を押さえながら、注文を伝えにカウンターへと戻って行った…)