(お部屋に戻ったらもう8時)
(トランプで遊んだり、ゲームで遊んだりしてると、もう12時になり)
(コントローラー捌きがのろくなっていき)
んん…ちょっと眠いかも…
(普段10自には寝てしまう私には十分夜更かし)
(「お兄ちゃんがベッドに寝てだって」というので、ベッドを借りることに)
ごめんね?ベッドもらっちゃって
(「いいよいいよそんなの」とカチカチ紐を引っ張ると、豆電球の明かりだけに)
(一日遊び尽くして、知らず知らず体が疲れたのか、ちょっと横になっただけで)
(あっさりと眠りに落ちる)

(朝早く起きたのは私が先だった)
ん…あ…
(髪はぼさぼさのまま、目が覚めると朝の6時、起きたわけは…)
あ…な、なに…?
(おへそから胸にかけて、皮膚に膜が張ったようなカピカピ感)
(それに…お股にはちょっとした湿り気が…)
(布団に寝てる子を起こさないように、部屋を出て、トイレに駆け込み、パンツを太ももまで下げる)
うわっ…なにこれ…ど。どうしよう…
これ借りたパンツなのに…
(私の中から出たものなのか、白いぬるぬるした塊が)
と…とにかく何とかしなくちゃ…
(トイレットペーパーでふき取れるだけふき取り、パンツを履きなおす)
うう…なんて言い訳しよー…
(汚しちゃったというのも恥ずかしいし、何で汚れたのかもわからなくて)
(困惑したまま、そのままトイレを出ると、起き抜けのお兄さんが)

あ…お、お兄さん…
おはようございます…
(気まずくて、あはは、と空笑いしながら)