>>99
ハッ……なんかあるなら、あ、とでっ…!
聞いてやるッ!
(違う違うとそれほどまで言うならと、弁解の機会を主人が許す)
(ただしその分自分が頷ける言い訳を用意しておくようにと、)
(伸びてきた舌に男からも舌だけを伸ばして絡みつき、じゅくりと吸い立て)
んんっ……はぁっ…それとも、また止めて、話すかっ…!!
(喘ぎ過ぎで渇きかけていた唇を口付けの最中零れる唾液で濡れさせ、)
(悲鳴の合間にと頬を伝っていく涙を舌で掬い――もう一度同じように文字通り腰をぶつける一突き)
ふは、あっ!……――
(艶やかな悲鳴を一杯に響かせて離れた唇へ、司自ら唇を塞ぐように促し)
(今は最早愛する下僕を不毛に問い詰めるよりも――快感と充足を追って)
(我慢、など選ばせぬよう其処まで躾けた雄自身が膣襞を掻き回していき)

あの、なァ……つかさを…っ変にさせてンの、誰だと思ってんの…もっと、なっちまえよ
主人が、…恋人が……下僕を、彼女を、自分好みにヘンにさせて、おかしいか……?
(何処か不安を露にする彼女に、口付けの合間、とても今更な問答を)
(司の変遷は男の思う以上に自分好みに、しっかりと躾けられてくれていると)
(抱えた脚ごと覆いかぶさるように――まんぐり返しに近く、体位としては酷く卑猥に、)
(けれどしっかりと抱きしめながら、今まで何度か誓ったように先端で際奥で円を描き腰をグラインドさせ)
司如きの我慢出来なさ、なんざ……俺が全部受け止めてその上もっと蕩けさせて、ッ……
(一度しか言わない、と前置くと――「愛してやる」と、今までは「可愛がる」と誤魔化してきた言葉を与えて)
(だらしなくでも、粛々とでも、自分を求めているはずの身体を自分にだけ曝け出すように男もまた訴え)
(際奥へ熱の塊で植えつけてやろうと、止めてしまったじゅぷじゅぷとした水音を再開させ始め絶頂へ誘い込みにかかる)