>>102
ひ、く、うんっ、んぁ、あ、あ、あぁっ……!
(おかしくなれ、と続ける呼びかけは悦楽に酔った脳にも届き、喘ぎ声に返事をまぜて)
(汗ばんだ肌を重ねれば吸い付くように張り付いて、それさえ快感の一つと感じて)
んぁっ、あ、あぁっ……
(当たり前のように自分の匂いを染みつかせているベッドに、今はじわりと男の匂いも落ちて)
(一度高まり緊張した身体はひくひくと震えながらも力が抜けて、乱れた呼吸の中で感じるその匂いに気をとられているうちに)
ひぁっ!?ひゃあぁっ、あ、あぁっ……!
(いつもの、とはいえそれも司にとっては燃え尽きたはずの情動の火を再燃させる笑みで)
(達して過敏に、そしてより無抵抗になった身体を貪られ)
(締め付ける膣壁と突き上げる剛直が擦れ合い、びりびりと快感が背を走って)
宗也っ、っあ、あぁあああっ――!
(まともな言葉も出ず、打ち付けられるまま二度目の絶頂に達し、震える身体の奥で)
(すっかり馴染んだ熱い精が放たれ、満ちてゆく感覚に安堵したのか)
(とろりと緩んだまぶたが落ちて、力の抜けた身体を男の腕に任せたまま、荒い息をつく)
……はぁ、はー、はぁ……あ……
(多少呼吸は落ち着くと、重たげなまぶたを開けて頬をすり寄せる甘えた仕草をみせる)