>>113

(男も運良く競技を少なく出来たらしく、終えるなりと倉庫へと転がり込んでいた)
(昼寝をするにもどこも人が居る上、未だ日差しは暑く感じられて)
(ちょうど一昔前寝床にしていたその場所を思い出したのだった)

(聞きはしていた司の予定ならばそろそろ一心地ついただろうと、)
(携帯を開いて呼びかけのメールをしようかと思ったところ――)
――あー、居る居る、昼寝。
(倉庫の戸が開きまさか、と思えばその通り)
(携帯で録画を始めながら覗き込もうとするも……今回は、用心の一声に隠し撮りは出来なかった)
(嬉しいような口惜しいような表情で用具の詰まれた壁の奥から顔を出す)
あの時より随分と、司の成長が見られたようで嬉しいぜ?
(身体どころか――いつの間にか、進んで名前で呼ぶ関係になってしまった)
(その時のことを思い出したようにカメラと視線を汗ばんだ司の身体に這わせながら)
(奥へ来るようにと壁にしている用具を叩き、その時とは違い言葉も無しに命じてみようか)
もうそっちも出場すンのは落ち着いただろ?

【少し振りにお時間まで、今日もよろしくお願いいたします!】