>>116
そっか。さっさと負ければいいのか
(出るからには全力で、という考えしかなかったようで、驚きに声を上げて)
――う……察しは、多分、良くなったと思う……
(というよりも、男の要求がわかりやすくなった、と言った方がいいかもしれない)
(悔しげな表情は半分は照れ隠しで、腰を抱かれればどき、と胸が鳴って)
(おもむろにチャックに手を伸ばす主人の動きに逆らうことはなく、されるがまま)
……え。あ……っ、はい……
(命令を下す声と唇の感触に、ぴく、と肩をすくませて)
(じぃ、とチャックを降ろしジャージを脱ぎ捨てて、Tシャツの裾に手をかけ)
(ちら、と主人の表情を伺いながら捲り上げ、上半身はサラシを巻いただけの格好になって)
えと……下も……?
(当然次にはそう指示されるのだろうと予想しながらも、次々と、とはいかず)
(注がれる視線に、じわじわと羞恥の熱を上げてゆく)