>>118
……くく、司らしいな
(驚いた様子にそんな考えを持っていなかったのだと気づき肩を揺らして)
――確かに
(司の胸の高鳴りなど未だ知らぬものの、)
(あがってくる体温は如実に感じられて、何を思い浮かべているやら、手に取るよう)
ン。
(カメラは特に嫌悪に身を捩じらせるでもなく、躊躇う様子もなく、)
(肌を曝していく司の姿を捉え続けていた)
(主人はといえばその動きに視線をやりながら、口付けに伴うわずかな水音を倉庫に響かせていて)
……万が一のタメに上は半脱ぎでヤってやろうって思ってたんだが
高槻は、大胆だなァ……?
(暗がりに露になった腹部から、サラシに覆われた乳房へと手のひらを滑らせる)
(それまで耳元で聞こえる程度だった声が、カメラに聞こえるように普通の声量になって)
(その時のように苗字で呼び、煽り、じわりと汗が浮かんで感じる鎖骨へ舌を這わせ)
当然だろ?下こそ。
その後は俺の方もな、お蔭様で暑ィんだけど今手離せねェから
(予想出来るはずの指示を改めて求める下僕に、首を食んで責める)
(そう言う男の指はサラシの留め具を探る素振りで、見つけた所で知らぬ振りで先端を弄んで居たりする)