>>119
う……ちゃんと鍵、かけたし……んっ
――競技終わるまで、誰も来ないはず、だよ?
(脱ぎ捨てたジャージについていた腕章は伊達ではないとばかりに伝えて)
(鎖骨を擽る舌の這った後は、気化熱にすうと冷えた心地がして)
(あえて苗字で呼ぶ主人の意図はそれとなく感じ取りながらも)
(それに乗って反抗的な態度を取るのは気が進まないらしく、声には甘さを残して)
ひゃっ……わ、わかっ……んんっ……
(答える前に首筋を刺激されては小さな悲鳴が漏れて)
(ジャージに手をかけても、サラシ越しに乳首を弄られ鼻にかかった声を漏らして)
(悪戯な愛撫を続ける主人の邪魔にならないよう、ジャージから脚を抜いて)
(サラシと下着だけを身につけた格好で、今度は主人のジャージに手を伸ばし)
……早いんじゃね?
(ふと、服を押し上げる股間に手を滑らせ、その硬さを確かめて、挑発するような笑みを浮かべて)
(服の上から軽く握り、さらに堅さを増したように感じたそれを解放しようと)
(主人の服を下ろし、戸惑う間もなく下着から熱の塊を取り出して)
ちゅ……ご主人様もすっかり、ハマってんのな
(耳の縁に口づけて、出会ったときを思い出しながらふ、と笑みを浮かべる)