>>144
ふ、は……イイ趣味、だよなぁっ……は、ぁ
(主人の台詞はつまり、趣味どうこうではなく今の自分が好きだということ)
(身体だけでなく時には遠回しな、また時には苛めるような言葉でも教え込まれた)
(だからこそ今は、揶揄しかえすぐらいの余裕は生まれ、ますますその手に熱を上げて)
は、あっ……おひとよし、ってより、もっ……
ぁう、んっ、ご主人様、はっ……俺に、発情しすぎだ、ってっ……んんっ
(小さな乳房を搾られるのも、羞恥だけでなく主人に求められる喜びも快感を後押しして)
(自分に興奮しているというだけで嬉しくなってしまう自身の淫猥さを棚に上げて)
(揶揄する声も、意識的に膣口や花芽を刺激されると震えてうめき声に変わって)
ん、はっ……っん、はいっ……
(命令らしい台詞で待てがかかると、被虐感が口調を下僕らしくさせて)
(一方で激しくなってゆく秘所の摩擦に全身に快感が波及し、息はさらに乱れ)
はぁ、はっ……はい、気持ちいぃ、ですっ……
(その事実を受け入れられず泣き出した記憶も消えたわけではない)
(が、今はそのときとは別種の苦しさに瞳を潤ませて、赤い頬を主人に向けて)
(蜜を溢れさせ、雄を求めて疼く膣を意識させる手つきにため息をついて)
(その間も腰の動きは止めず、主人の指示のまま卑猥な粘ついた水音をたてていたが)
や、あっ、宗也ぁっ……やだ、もうっ……
……っ、だめ、イきそっ……やぁあっ
やだぁっ、もうっ……いれ、てっ……
(ふるふると首を横に振って、それでも主人の言いつけを守って快感を貪りながら)
(びく、と震える身体を襲う絶頂の予感に、泣き出しそうな声で請う)