>>48
ふ、……っ…
(失敗だな――と言い渡すことよりもこの甘い口移しを継続することを選んだ)
(絡ませた舌を逃がさぬようにして、)
(汗かはたまた蜜か、湿り気の感じられるように思える股間を膝で撫でる)
(それはある意味、焦らすような注ぎに早くしろと急かす意図も、ほんの少し)
ッ――…ん、……ふは
(吸い上げた舌からは茶の味は薄く、尚ぬるい男の唾液を司へ渡し)
(自分を真似た丹念な名残惜しげな離れ際に、)
(満足そうなため息を吐きかけ、酔う口付けに緩んで見える司の頬を手のひらで包む)
……ハ、アホだなァ…
そこは、堪えられない程美味かったか――とか、有利に流せばいいのに
(ゲームの続きへと誘う挑発的な司の台詞に、)
(自分の胸板へと引き倒し、おかげさまで冷たいのか熱いのか良く解らない唇を弱点に当てて囁く)
(言葉自体は、男自身が言うべくして嗜虐的なモノで)
ンで、……勿論?
司が降参――って言うまで…なんど、でも
(再び司をソファへと押し付け、自分が跨る体勢を取り――)
(今度は初めから露にさせた乳房を掴んだ上で、液体を少量だけ含み唇を押し付けていく)