>>50
ふ、ん――
(司の懸念など、言われなければ知るはずもなく)
(浮かべる笑みは――自分が告げたからには司に「そう」なってもらうという不敵なものに他ならず)
(胸を掴んだ手が、まだサラシに潰された乳房の部分を一揉み)
(やわらかさに物足りなさを感じたのか先端だけを出す片側を、ぐいっと更に肌を晒させて)
ん……、く、ん…
(縋って来る体へ熱を上げた肌を寄せながら、改めて揉みしだき始め)
(それに合わせたように重ねた唇も隙間を作り、舌先を伸ばしていって)
(今度は最初から少量の為にどろりとした液体を司の舌先へと伝わせて)
(直ぐにも舌先を根元から絡めとるようにして、音を立てて吸い)
(舌先と同じように晒させた乳首を指先で同じ方向へと転がし弄び、責め上げ)
(冷たい液体も無しに口移しじゃない――とは言わせぬ為か、絡める舌は普段以上に水音を帯びさせる)