>>69
――あァ、そりゃ納得……
(サラシの装着に対する言い訳に満足したらしく、ククッと肩を揺らす)
(服の上からでじっとりと感じられた熱と湿り気は――下着越しならば指に滲むようにも感じられた)
(息づくように思える割れ目の縁に指先を沿わせ、上下に撫で始める)
今日は、……来ねェと、イイなァ…?
(半分さらけ出させたままの胸へと視線を落として視姦を続け)
(空きの手が情欲の汗を浮かべたうなじの辺りを撫で、擽っての淡い愛撫)
(その手は命令するまでもなく露にさせ始める司の頭をわざわざ引き寄せるように力をこめて)
……ま、今日は来たところで無視――だけどよ
――ン、
(恋人との甘い時間を愉しみたいそんな口ぶりの反面――先日の電話を思い出させるように告げ)
(先ずはとばかりの躊躇いのない先端へのキスへ男自身も満足げな息を落とし)
(司の握る竿を脈打たせ太く硬く、腰の奥を犯す熱を作り上げていく)
そこまで言うなら……ッ
俺の期待が完全に治まるまで――部屋から出してやんねェからな…
(そもそも司の部屋ではあるが、恋人らしい時間は今日も濃厚な物に仕立て上げさせると情欲と意思を露に)
(撫で付けていた髪を軽く掴み、腰を押し出しいきり立った分身を濡れた唇へと擦り寄らせて)
(見下ろす視線を男に負けじと昂ぶった司の肢体へ這わせ、見えないハーフパンツの中では、)
(視線よりもねっとりと男の指先がいやらしく蠢き熱をあおって刺激していく)