>>77
んぅっ、ん――!
(喉奥を目指し突き立てられる切っ先も、髪を乱す指も、被虐感を高まらせる言葉も)
(どれも下僕らしくぞんざいに見える扱いだが、全ては興奮を増すモノと互いに知っていて)
(多少息苦しくとも楔を刺激する手は休めず、グロテスクにも思えるそれに吸い付いて)
(見にくく歪んでいるはずのその顔を眺める視線を感じながら)
(いよいよ濃くなってきた雄の匂いに、もどかしい愛撫を受ける秘所もひくつき、腿をすり合わせ)
ん、んんっ――!
(反発するように脈動し跳ねる肉棒に、腔内を犯されるようにしながらも必死で首を動かし)
(飲み込むので精一杯の顎が、疲労を超えて痛みさえ覚えたところで、腔内へと吐き出された精にびく、と震えて)
(溢れそうな白濁を口の中に貯めながら、ゆっくりと、絞り出すように根本から吸い上げて)
ん、く……んぐ、ぅっ……
(退かれた腰のおかげで咽せることもなく、なんとか絞り出した精を飲み下して)
(男の顔を見上げるように顎を上げれば、ごくりと、動いた喉がよく見えるだろう)
は、はぁ……宗也……
(ぎゅうと、男の服にすがりつき見上げて名前を呼ぶのは、互いの体液に汚れた口で)
(同じように犯されたいと疼く秘所は、放っておかれても勝手に蜜をにじませていた)