>>78
はっ、ぁ、は、はっ……っ…
(吐き出す快楽ばかりでなく、それに続いて吸い上げられる快楽がやってくる)
(最初の頃は直ぐに整っていた吐息も、最近になってこそ長く荒げるようになり)
(根元から余さぬように吸われていれば、唇から放たれた雄が猛ったままなのも自然なことだろう)

ン、……ぷは、ァ…――?
(絡むだろう白濁を唇も舌も使い受け止める様を見つめていた男の視線と、司の視線が交わる)
(動いた喉にもう一度目をやってから司の瞳へと視線を戻すと、)
(乱した髪を整えるように撫で――必死に奉仕して受け止めた彼女を言外にでも褒めて)
(司が縋り付くのと同じ頃、男はベッドを軋ませ完全に乗り上げた)
――、美味かったか?……てよ、聞いたじゃん
(肉棒を露にさせられるだけ下ろされていたズボンを降ろしきり、)
(雄の匂いを余計に広げつつ曝け出し、ひたりと頬を打って嗜虐する)
(その答えをまた待たずして上半身を屈め、見上げてくる汚れた唇へ――汚れも構わず口付けて)
ん、っ……司……
(いやらしく体液で光る乳房を掴むようにして司をベッドへと押し倒し、)
(答えを貰っていないと責めるように囁いてから、やっと彼女の唇を指で拭って)
(ハーフパンツまで蜜を染みさせていないだろうか――と、)
(卑猥な想像を抱きながら改めて秘所へ手を滑らせ一撫で、ハーフパンツと下着の両方の縁に纏めて指を掛ける)
(どうしようか、と告げる間もなく吐息と名前だけを与えて、ゆっくりと外気へ曝させていこうか)