>>84
……ン?
(妙な間に不思議そうな声を漏らしたものの――進みだした楔は止まらない)
(しかし身体を重ねていれば目の前の弱点へ、何だ、と聞きたそうな甘噛みを二度、三度と与え)
(抱えた力のない脚を重そうにすることもなく、むしろ軽く更に左右に大胆に広げさせて)
……んァ、はあ……前戯、してねェのに……な
(探るような動きは愛撫ばかりでなく、膣を自分の形に作らせる剛直も)
(前戯の無かった分ある意味普段よりも犯している感覚は強く)
(遅々と胎内を擦りあげる中で、むしろ雌を煽るように普段以上の滾りに大きく跳ねて蠢き)
は……あ、ぁ…
(絡み付いてくる分だろうか、自分よりも熱く感じる膣内に包まれた傘は竿や根元以上に)
(咥内の時と同じように胎内で膨張し、そんな先端は腰の奥に届くと愛しげに切っ先を擦りつけ)
(溢れ出た蜜を結合部でお互いの腰へと刷り込み合うようにすることになって)
(キツく締まった膣の奥の奥に自分を刻み込むそんな快感に浸っていると――)
ッ――、ハ、……ぁ、む
(キスの角度を取って寄せられた、間近で見る彼女の蕩けた表情に強請られれば)
(肯きや承諾の台詞を挟む間も無く唇を重ね合わせ、)
(曝け出させた乳房も漏れなく胸板を摺りあわせ、胎内も含め全身でいやらしく繋がり)
くは、……っ、ん
(息継ぎに胸のサラシへと手を掛けると乱暴に引き剥がして解き放ち)
(改めて体重を掛けて密着し露にさせた両胸を潰しながら、)
(熱で満たした視線で見つめ濡れた唇に舌を這わせ、楔を小刻みに腰の奥へと打ち込んで更なるキスの続きへと誘う)