>>86
……なんで、間ぁ空いた?
(キスの合間、身体を摺りあわせる合間、)
(事あるごとに耳を啄ばんでは躾ける、ずり、ずり――熱い切っ先での際奥への刺激)
ハッ……そんなら、キスだけじゃなく…
奉仕も、いっぱいしたなァ……そんだけすりゃ、しょうがねェか…?
(奥へと突き付けた楔は蠢く襞の所為もあって不規則に脈動し、)
(包む雌の内側を擦り刺激して、期待の方を増幅させていこうとして)
(舌先がどれだけの司にとって性感帯なのか、絡ませたそれを吸い上げ、今更確認する)
ん、……ククッ…――
(息継ぎに離れた際には羞恥を誘うように動き、責める)
(しかし唇を摺りあわせ舌を絡ませてのキスを始めてしまえば、)
(いかにも女らしい甘い悲鳴を耳にした時も不敵に笑うだけで)
(息が切れるまでは夢中で舌を追い、漏らす息も逃さぬと食らいつくように求め)
――く、ン…っは……!
(絡めた司の舌が次第に動きを緩慢になり始めると、気付けに腿へと爪を立て)
(根っこまで絡め取るようにして、体液を奪いコクンと喉を大きく揺らすのを最後に)
(追ってくるのでもなければ、名残惜しくも一度唇を離してしまって)
(口付けの間に少しは慣れただろうか――ゆっくりと大きなストロークで剛直を動かし始め)
(深い堀が着実に蜜を掻き出し襞を捲り上げていく)