>>87
っふ、ひゃっ……あ、う、みみ、だめ、なのっ……
――さ、最近、みみ、悪戯、されてっ……まえ、より、びくって、ふるえちゃ、って
(耳を啄まれ際奥を突かれ、繰り返す声は刺激以上に震えているようで)
(ようやく質問に答え始めるものの、びくびくと震えながらの答えは、男には予想外だろうか)
だ、から、みみ、だめっ……
(思い出し、口に出すだけでも恥ずかしさで頬が熱を持って、しだいに目も潤み)
(泣き出しそうな声は――切実ではあるが、男の嗜虐欲を煽るかもしれない)
ん、はぅっ……ん、しょうがない、から、ん、んぅっ
(大きく動く気配のない剛直は、どくりと跳ねる動きだけで膣をくすぐって)
(舌先を吸われれば、快感を覚える、というよりは身じろぎさえ封じ込まれてしまったようで)
ふは、んっ……ん、んっ……
(そもそもあれだけ強気で挑んだ勝負でさえ酔ってしまったのだから、睦み合うそれならなおさらのこと)
(腔内を犯され舌を吸われ、それに答えるように舌を伸ばし唇を舐め、忍び込む舌を吸い)
んく、んんっ……!
(荒い息づかいと吐息を交換する間も、疼く際奥を刺激されれば口づけへの注意も散漫になり)
(それをたしなめるように腿に爪を立てられてははっとして―先に膣が男を絞って返事をする)
っは、ふ……んんっ……!
(ようやく動き出した楔に襞を捲り上げられれば、待ち望んだ快感が背を走って)
(肌をすり合わせ蜜を塗り込んでいた結合部は、卑猥に濡れた姿を見せつけるように)
(雄と雌の混ざり合った匂いが二人の嗅覚を犯し、熱を上げさせる)