>>91
んっ、ふあぁっ……!
(ずるりと、解れきっていない内側を擦られ、きつい入り口まで退かれると)
(楔に絡みついていた蜜が掻き出され、どろりと腿やら尻まで汚して)
らって、さいしょ、そんな自覚、なく、てっ、ふ、あ、あぁっ!
(舌足らずな言い訳の“最初”という単語が、墓穴を掘ったらしいと気付くほどの余裕はなく)
(浅い部分を押し広げるように弄ばれ、奥とは別種の快感に抱えられた脚を震わせ)
(けれど、一度はその熱を味わった際奥は物足りなさに疼くばかり)
(快感に身もだえながらも、同時に心臓を掴まれるような息苦しさも覚えて、眉間にしわを寄せる)
ん、ぅんっ、こえ、はっ、でない、からっ
――っあぁあああっ!
(上気した肌も潤んだ瞳も、快楽に蕩けたというよりは、どこか呆然といった様子で)
(ようやく弱点への責めも止み、理解を示す言葉にこくりと頷こうとして)
(際奥を突き上げられ上げた悲鳴は歓喜の色もこめて、男を抱え込む腰の内側では筋肉が収縮し)
(きゅうきゅうと締め付けて刺激を与え、また自身への刺激を強請る)
だ、って、ひゃ……宗也、のは、気持ちいい、からっ……
(濡れた耳の縁を滑る指の感触に震えるのは、相手によって違うのだと)
(みっちりと膣内を埋められ、けれどまだ与えられない責めに耐えかね、自然と腰が揺れる)
――え。や、やだっ、そんなっ……!
んあぁっ、っひぁ、あ、あぁあっ……!
(嫌がる場所であえて、と告げられ、羞恥と困惑と、歪んだ興奮がさらに熱を上げさせて)
(続く甘い言葉と雄の匂いに、熱を帯びた身体をぞくりと快感と幸福感で満たして)
(ようやっと再開された責めに腰を震わせ、今度こそ苦しさのない蕩けた表情を取り戻して)
やら、そ、宗也ぁっ、っおく、いいっ……
は、あ、あぁっ、んぅ、宗也、の、気持ちいいっ……!
(シーツの上で脚を抱えられ、結合部から蜜を散らし、だらしなく喘いで)
(思い出すだけで顔が熱くなってしまうような恥ずかしいことをしているのに)
(快感と幸福感に逆らうことは出来ず、それを伝えようと切れ切れに声を上げる)